Microsoft スキル:AI コーディングエージェント向けオープンソースツールキット
Microsoft スキル:AI コーディングエージェント向けオープンソースツールキット
Azure 上で AI パワードアプリケーションを構築する際、SDK 呼び出し、FastAPI ルート、あるいはカスタム MCP サーバーなどを組み合わせる必要があります。毎回これらのビルディングブロックを再実装する代わりに、Microsoft は https://github.com/microsoft/skills をリリースしました。Copilot、Azure AI Foundry、その他のエージェント駆動ワークフローを支える再利用可能な スキル のレポジトリです。
スキルとは?
スキルは、特定の Azure サービスや開発者タスクに対するパターンをカプセル化した、自己完結型の小さなモジュールです。各スキルは .github/skills/ にファイル群(コード、テスト、YAML フロントマター、ドキュメント)として格納されます。言語サフィックス(-py、-dotnet、-ts、-java、-rust)とカテゴリ(foundry、data、messaging、monitoring、entra、integration、compute、m365、general)で整理されています。典型的なスキルファイルは以下のようになります。
azure-ai-projects-py
│ ├─ SKILL.md
│ ├─ references/acceptance‑criteria.md
│ └─ tests/...
スキルが消費されると、エージェントは関連コードスニペットを取得し、インポートを設定し、コンテキスト固有の変数を注入します。これにより LLM が正しい API パターンを提示できるようになります。
主な機能
| 機能 | 説明 |
|---|---|
| 125 件以上のスキル | Azure SDK、Foundry、FastAPI、Cosmos DB、Search、Speech、Vision など、5 つのプログラミング言語にわたり提供されます。 |
| 自動インストール | npx skills add microsoft/skills を実行すると、選択したスキルがワンクリックでプロジェクトに組み込まれます。 |
| MCP サーバー設定 | ドキュメント、GitHub、テスト自動化用に事前設定された MCP(Model‑Based Programming)サーバーが用意されています。 |
| エージェントペルソナ | リポジトリには backend.agent.md、frontend.agent.md など、役割に応じたエージェントペルソナファイルが含まれ、エージェントの動作をカスタマイズできます。 |
| プロンプトテンプレート | 再利用可能なプロンプトファイル(scaffold-foundry-app.prompt.md、code-review.prompt.md など)が用意され、繰り返し作業が効率化されます。 |
| CI 連携ドキュメント | 各プッシュで llms.txt/llms-full.txt が更新され、LLM 向けのドキュメントが自動生成され GitHub Pages に公開されます。 |
| テストハーネス | pnpm harness を実行すると、生成コードが厳密な受け入れ基準を満たしているか検証されます。 |
クイックスタート
# 1️⃣ CLI をインストール
npm install -g @microsoft/skills
# 2️⃣ リポジトリを追加し、スキルセットを選択
npx skills add microsoft/skills
# → 必要なコア、データまたはその他を選択
# 3️⃣ テストを実行(推奨)
cd tests
pnpm install
pnpm harness azure-ai-projects-py --mock
スキルは .<agent>/skills/ にシンボリックリンクされるため、複数プロジェクト間で共有・リンクが可能です。
参加方法
- リポジトリをフォークします。
github/skills/<skill-name>/SKILL.mdの下に新しいスキルディレクトリを作成します。- 受け入れ基準、テストを追加し、スキルを正しくカテゴリ化します。
- PR を作成します – CI がすべてのハーネストテストを実行します。
- すべてが合格したらマージします。
すべての貢献は MIT ライセンスの下で行われるため、スキルを自分のワークフローに合わせて自由にカスタマイズできます。
コーディング以外の用途
開発者向けに設計されてはいるものの、リポジトリの構造は非技術的ステークホルダーも活用できます。
- ドキュメント生成 –
llms.txtはチャットボットで即時 FAQ を提供するのに使用できます。 - MCP サーバー – 軽量なローカル MCP サーバーを起動し、新機能を迅速にプロトタイピングできます。
- スキルエクスプローラ –
context7.com/microsoft/skillsは UI を通じてワンクリックでスキルを閲覧・インストールできる場所です。
総括
Microsoft の Skills リポジトリは、AI キセントリックコードの書き方を革新します。サービスパターンを再利用可能なコンポーネントに抽象化し、複雑な Azure 統合をプラグ&プレイのスニペットへ変換することで、開発者の認知負荷を劇的に削減します。FastAPI マイクロサービスの構築・Copilot CLI コマンドのスクリプト化・Bicep でインフラをプロビジョン化など、あらゆるシナリオに対応できるモジュールが揃っています。
ぜひ一度試してみてください。リポジトリをクローンし、クイックスタートウィザードで試し、今日から自分のスキルを追加し始めましょう。ハッピーコーディング!